- Home
- EGG会員の機材紹介
- EGG会員OB機材紹介 Vol.11
EGG会員OB機材紹介 Vol.11
- 2025/1/18
- EGG会員の機材紹介
EGG会員OB機材紹介 Vol.11
今回はEGG最強のストラト使い、KONISHIのギター達を紹介していこう。
リッチーブラックモアをこよなく愛する彼の愛機はもちろんFender ストラトキャスターだ! 某大学軽音サークルのレジェンド的存在のKONISHI。
プレイはもちろんサウンドメイクにも抜かりはない。
随所に拘りが散りばめらた彼のguitar達を1本ずつ紹介しよう。
KONISHI以下K「この度は私のギター&機材を紹介させていただきますが、ギターの本数が多く全部を取り上げてしまうと長くなってしまいそうですので今回は(?)ストラトキャスターというギターに特化して進めてまいります。」
① フェンダーストラトキャスター1960年製(サンバースト)
K「27歳頃、どうしても自分と同い年のストラトが欲しくなってしまい、当時札幌にできたばかりのヴィンテージギターショップに飛び込み購入した一本です。指板には今では希少なハカランダという木材が使われており、そのためかどうかはわかりませんが非常に密度の濃い太めのいい音が出ます。
購入の際にはあまりに高額だったのでローン用紙に記入する手が震えたのを覚えておりますが、それが今では更に5倍くらいの価格になっているようです。
なので、これは間違いなく”一生モノ”と言える一本かと思います。」
実に彼らしいエピソードだ。軽く60年以上前のギター。紛れもなくビンテージの領域だ!その年輪を刻んだ深みのある音は聴くものを魅了するだろう。
② フェンダージャパンストラトキャスター(オリンピックホワイト)
③ フェンダージャパンストラトキャスター(ブラック)
k「98年に仕事の関係で埼玉に引っ越しました。
それを機に始めたインターネットで、私も大好きであるリッチーブラックモアのコミュニティー的なサイトにハマって感化されてしまいリッチーが使用している色のストラトが欲しくなり買ってしまった2本です笑。
これは東京に当時リッチーに特化したギターショップがありその店がフェンダージャパンにオーダーして販売していたものを購入しました。
当然ながら指板はスキャロップタイプ(フレットとフレットの間の木をえぐれ加工したもの)のです。
良くも悪くもフェンダージャパンだな~って音ですが気軽にパーツ等を交換して遊ぶにはちょうどいい2本ですね。」
お次は普段使いの2本を紹介しよう。
リスペクトするアーティストのシグネイチャーモデルが欲しくなのはミュージシャンの性。リッチーブラックモア・モデルだ。リッチーといえばこのモデルを誰もが思い出すだろう。
④ フェンダーストラトキャスター1972年製(ナチュラル)
⑤ フェンダーストラトキャスター1972年製(サンバースト)
K「リッチーっぽいストラトを2本も買って浮かれていたのも束の間、私の心の中の悪魔が「フェンダージャパンで満足していいのかい?」と囁き始めます。
当然自分の気持ちをごまかせるわけもなく、すぐにビンテージギターショップに通いようになりまして数年の間にこの2本を購入しちゃいました。
ちなみに..
よく「現行品vsビンテージどちらがいいか」みたいな論争が繰り広げられますけど、いづれにしても「本人の気分が良ければそれで良し!!」というのが私の持論です。
ギターが欲しい理由なんてギタリストの数だけある訳ですから好きなギターを買いましょう!!」
とは彼の弁。いつの時代もこのギター論争はあるが筆者も彼の意見に賛成だ。
ナチュラルのストラトは伝説のライヴ・ディープパープル・カリフォルニアジャムで記憶している人も多いだろう
⑥ フェンダーストラトキャスター(ブラック)74年製ボディ&77年製ネック
K「ストラトというかフェンダー社のギターのほとんどはボディーとネックを接着ではなくネジ止めで取り付けられているので、ネジを脱着して違う個体のネックに入れ替えることもできるわけです。
で、このギターは元々のネックが気に入らず、新たに友人(私が足元にも及ばないほどのストラトマニアです)からネックを売ってもらい換装いたしました。
かなり細いネックだったのでめちゃくちゃ弾きやすい反面、細い=軽いということで低音がちょっと抑え目な感じの音色が特徴です。よく言えば明るいトーン笑
一応ビンテージ枠のギターですがこれだけはパーツの交換等いじり倒しております。」
自らギターのリペア・カスタマイズを施す彼の拘りのギターだ。
一度ハマってしまうと抜け出せないカスタムの世界。半田やコンデンサなど言い始めたらもう末期だろう、救うすべはない。
K「ここまでがフェンダー製のストラトキャスターですが最後の2本は非フェンダーのストラトです。いわゆるコピーモデルというやつですね。」
⑦ バッカス製ストラト
K「トラディショナルなストラトはフレットが21フレットなのですが、セッションやライブ等でどうしても22フレットが必要な曲がある場合ストラトを断念するか、22フレットの別のギターと2本持っていくことになってしまい、日々22フレット仕様のストラトの必要性を感じておりました。そんな中、ネットでこれを見つけ購入しました(中古です)
これも購入後すぐに電気系統、ブリッジ、ペグ等をお気に入りのものに交換しております。」
⑧ シェクター製ストラト
k「私は昨年福島県から故郷の北海道に帰ってきたのですが福島の友人から餞別として頂いたギターです。シェクターの中では廉価版のギターのようですが音はめっちゃ気に入っています。」
彼ほどのヴェテランギタリストならばストラトのポテンシャルをすべて発揮できるだろう。
彼はRitchie-baca(exEVHbaka)と言うYouTubeチャンネルもやっている。興味のある方は一度観てみることをオススメする。
https://m.youtube.com/user/EVHbaka/videos?
駆け足でKONISHIの愛機を紹介してきたが、いかがだっただろう。
ほんの一部だが彼の拘りがわかってもらえた事だろう。
次回は彼のアンプやストンプボックスのコレクションも紹介できたらと思う。